妻と孫と三人でフェリーに乗り、四国の笠原に上陸した。

妻は用事があって電動自転車で颯爽と出かけてしまったので、残された俺と孫は、海を眺めながらのんびり散歩タイム。
歩いて400mほど行くと、休業中の病院らしき建物があった。

俺はベンチに座って、孫が危ないことをしないか遠くから目を光らせる監視役。
広い駐車場とベンチがあったから、休憩がてらそこで孫を遊ばせていたんだ。
大きなカマキリを見つけて、孫はカマキリを捕まえるのに必死だった。

人がまったくおらず、車もほぼ通らない、あまりにも長閑な場所なので、自由に遊ばせておいても危険性はない。
すると、スクーターに乗ったお巡りさんが静かな道路を走ってきた。
お巡りさんを見た瞬間、なんだか嫌な予感が走ったね。
そりゃそうだ。
ベンチに座る疲れた感じの初老の男が、遠くにいる小さな子供を微動だにせずジッと見つめている。
しかも服装は観光客の「わーい旅だ!」的な格好じゃなく、地元の人のようにざっくばらんな格好。
どう見ても「怪しい」の三文字だ。
俺がお巡りさんと孫を交互に見ていたら、やっぱりスクーターを停めて近づいてきた!
「地元の方ですか?」
「違いますよ」
「観光ですか?」
ここで俺はしばし沈黙、観光じゃないのだ。
それに「観光…に見えないよな?」と自問自答したせいで間が空いてしまったが「まぁ観光です」と答えた。
お巡りさんは遠くの孫を見て
「お子さん、、、お孫さんですか?」と聞いてきた。
「孫です、まぁ…訳あって養子にしてますけどね」
なんて、なぜか余計なことまでペラペラしゃべってしまった直後だ。
事件発生!なんと孫が、開いていないはずの病院の自動ドアをスッと開け、そのまま中へと入っていった!
「入るな!」俺は咄嗟に立ち上がり、孫に向かって病院入口にダッシュ!
「ダメでしょ、勝手に入っちゃ!」と叫びながら、孫を慌てて連れ戻した。
その一連のドタバタ劇を見て、お巡りさんはようやく「この怪しい初老は、ただ孫に振り回されているだけの善良なジジイか」と納得したのかもしれない、職務質問は終了した。
そして
お巡りさんがカバンから光る定規のような物を取り出し、孫に「これあげるよ」と言う。
孫に「ありがとうは?」と促すと、孫はちゃんと「ありがとう」と返した。
お巡りさんがそれを孫の腕につけたと思ったら、なんと丸い腕輪になった!
真っすぐに伸ばすと曲がらないのに、曲げると輪になる光るスナップブレスレットだ。
まさか職質で景品をもらうとは(笑)。
人生初の職務質問
まさかの「病院侵入からのダッシュ&おもちゃゲット」という珍体験になった。
いろいろと経験するものだ。

来る途中で気になった「色えんぴつあーと」
ご自由にお入りくださいとの看板なので、どのようなアートなのか入った。

色えんぴつで描いたとは思えない、写真のようなアートに驚いた。
チョークアートに見慣れているが、色えんぴつでもこれだけの絵が描けるなんて凄い。

孫も絵に興味があるのかないのか、しばし眺めていた。

このようなボートは昔憧れていたなぁ、、、
釣りが趣味でよく海へ行っていたときがあり、ボートがあれば離れ小島などへも行けるなんて夢を見ていた。

ツルを利用した大きなアート、こういうのもなかなかおもしろいね。

笠島は南国っぽい感じで、気温も温かい。
若い頃は海が好きでよく海を眺めに行ったり、スキューバーダイビングをやったりしていた。
レスキューダイバーにまでなったけれど、その後は耳の調子が悪くなったということもあって、きっぱりと止めてしまった。
耳はその後調子は良くなったが、スキューバーダイビングは止めてしまい機材など販売してしまった。
いまでも基本的には海が好きだ。
数年は海も危険が続きやすいのと、現在は海がない山梨県に住んでいるので、海は遊びで行くことは無くなった。

港の近くで枯れ葉と遊ぶ孫、枯れ葉を上に投げてヒラヒラと落ちてくるのが楽しいようだ。
そんなことをしていたら妻が戻ってきた。
お巡りさんに職務質問されたことなどを話しながら、またフェリーに乗って笠島とお別れした。

京都から四国へと毎年2回行う旅行。
これがかなり疲れるので、体が肉を求めてくる。
「肉が食べたい、肉が食べたい!」
毎回焼肉やらしゃぶしゃぶやら、肉の食べ放題へと行く。
今回はしゃぶしゃぶを食べに行った。
注文はタッチパネルディスプレーで行う。
食べられる量も年々少なくなってきているので、注文は最初は多めにして次からは4皿ずつ注文することにした。
3回目まで4皿ずつきた。
この時点でけっこうお腹が満足し始めてきたので、最後の4皿を注文した。
ロボットが運んでくるのだけれど、席に来たとき置いてある皿の枚数がとてつもなく多い。
座っている席の近くにいるので、隣の席?と思った。
隣は子供含めて5人だった。
妻は近くにロボットがいるので、皿を取り始めたので「こんなに頼んでいない、違う席のじゃないの?」と確認した。
席の番号が自分たちだった。
「もしかして注文したけれど来たと思って、さらに何度か注文した?」と思って履歴を見てみたが、間違っていない。
「どういうことだ???」
しょうがなく全皿取り、頑張って12皿分を全て食べた。
お腹がはち切れそうになるほど、食べすぎてしまった、、、、
多分店側のミスで、出した分の商品の済を押さずにいたので、注文がダブってしまったのだろうと思う。
「もう肉は食べたくない、、、、」と思った。

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