パン作りも野菜作りも“自然の力”が決め手だった

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天然酵母パンを焼き始めると、その香りと味にすっかり魅了されてしままう。
ひと口食べると、もう一度焼きたくなる、そんな魔法のような美味しさ。
だからこそ、感覚を忘れないように、時々練習しておくことが大切だ。

パン作りは、ただのレシピではなく“季節と対話する時間”。

湿度や気温によって発酵のスピードが変わるので、毎回違う表情をとなる。

その微妙な変化を感じ取るのは、まるで自然と一緒に暮らしているような感覚。

長く焼かない期間があると、その感覚が鈍ってしまうこともある。

移住してから1年半、パンを焼かなかった時期があり、久しぶりに焼いたときはまるで遠い記憶をたどるようだった。

パン作りには環境も大切。
天然酵母は一次発酵に18時間ほどかかるので、保温冷庫が欠かせまない。
ところが、使っていた保温冷庫が次々と故障してしまい、しばらくパン作りができなくなったこと、、、

新しい保温冷庫を迎えて、またパン作りが再開できたときは、本当にうれしかった。

そして、オーブン選びもパンの仕上がりを左右する。

家庭用の電気オーブンでは火力が弱く、庫内温度が安定しないため、ふっくらとした窯伸びが難しい。

理想はガスオーブンと銅製プレートを使用する。
ドアを開けても温度が下がりにくく、石に水をかけて蒸気を使えば、表面はパリッと、中はしっとり。
そんなパンが焼けたときの感動は、言葉にできない。

パン作りは、理屈と感覚、そして環境のすべてがそろって初めて成功するもの。
毎日焼いても、心から「美味しい!」と思えるパンは年に数回。
それくらい奥深い世界だ。

そして、パン作りをしていると、自然農法の野菜づくりにも似ているなと思うことがある。
自然の力を借りて育てる野菜は、肥料に頼らず、土の微生物や菌の働きで栄養を循環させる。
植物と菌根菌が共存し、互いに助け合う仕組みは本当に素晴らしい。

そんな土で育った野菜は、強くて美味しく、体にも優しくなる。

古民家でパンを焼き、畑で野菜を育てる暮らし。
自然とともに生きる時間は、心と体を整えてくれる贅沢なひとときだ。

他にもやりたいことが、いろいろとあるね。

菌ちゃん農法で作っている野菜

「いちから古民家」は自然農法的な菌ちゃん農法で作っています。
収穫した野菜は安心・安全の無農薬、化学肥料などを使用していません。

菌ちゃん農法は、自然の仕組みを利用した農法で、糸状菌を増やして育てる農法です。
高畝を作るのですが、畝の中には選定した木、竹、籾殻などを埋め、畝の上には枯れ葉、草刈りした時の乾燥した草を畝の上に置いてマルチをかけます。

こうすることにより、野菜を育てる三大栄養素が自然に作られるのです。
野菜の三大栄養素は、窒素、リン酸、カリウムです。

埋めた木や竹に糸状菌が発生し増えていきます。
糸状菌は、植物と共生して土壌からリン酸を吸収し植物に供給します。

糸状菌と窒素固定菌は、一般的に共生関係にあり、窒素固定菌は空気中の窒素を植物が利用できる形に変換し、糸状菌はこれと共生して窒素分を植物に供給していきます。

刈った雑草や枯れ葉には沢山のカリウムが含まれていますので、畝の上に置くことにより菌に食べられてカリウムが土に沢山含まれていきます。

この自然の仕組みを利用することにより、窒素、リン酸、カリウムが出来ますので、肥料が必要無くなるのです。

暫定した木、枯れ葉、雑草などは今まではゴミとして焼却したりしていたのですが、これらは全て野菜作りのお宝になったということです。

この仕組みで作った野菜は自然のエネルギーをたっぷりと吸収していますので、虫に食われにくい、甘みが増す、野菜本来のエネルギーが高い野菜となります。

肥料は高騰しているし、化学肥料を使用するとそのときは野菜が成長しやすいけれど土は劣化していってしまう、化学肥料を使用すると虫がよってきやすくなるので農薬を使用する、野菜に必要な菌も死滅しさらに土が劣化していくという負のスパイラルになっていくのが現代の農業です。

菌ちゃん農法で土が生き返り、ふかふかの土へと変わっていくので、マルチが必要なくなっていくようです。
山の土がふかふかなのは、自然のリサイクルと菌によって作られた土、菌ちゃん農法は山の土を目指している農法です。

「いちから古民家」は菌ちゃん農法で育てた、自然たっぷりの野菜を提供していきます。

2026年4月以降から、野菜の販売を行う予定です。

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