冬の光が差し込む穏やかな朝。

南天は葉を落としきり、鮮やかな赤色の実だけをたわわに輝かせている。
その華やかさは、静かな冬景色の中で際立つアクセントだ。

南天の木は上の畑の側面近くに沢山生えているので、南天の実が沢山成っている。
南天の実は「難を転じる」縁起の良い植物として、お正月飾りに飾られる。
魔除けや厄除けの意味合いがあり、松や竹と組み合わせたりして器に生けたり、ドライフラワーにして吊るしたりと様々な飾り方があるようだ。
毎年実を付けていたけれど、お正月に飾ろうとは思っていなかった。
「福をなす」という花言葉、「難を転じる」意味もあり、お正月を祝うのにぴったりの縁起物、松も竹もあるし、おしゃれなプランターも作ったので、今年はちょっと門松でも作って飾ってみようかなと思う。
2年間のお正月は振り返ると、1年目は熱が出て体調を崩して寝正月、2年目は四国へと行ってきて、ゆっくりとしていなかった。
3年目の正月は区議会のイベントがあるので家に居ることになる。
それと精神的にもやっと田舎暮らしと、古民家生活が落ち着いてきた感じだ。
今までは気持ちが落ち着いておらずソワソワしていたという感覚がする、そういうふうにはまったく思っていなかったけれど、2年間を振り返ってみると、すごくそう感じる。
やっと南天にも気が向けるようになった。
南天の実は沢山あるので、南天リースなども作れるなぁ、、、

まず向かうのは畑。
紅園中長大根が大きく成長し、そろそろ食べ頃かなと思う。
初めて作った紅色の大根、太さが5〜6cmで収穫らしいのでそろそろかなぁと思う。
最近は赤色系の野菜が増えている感じがする。
赤色系は魔除け、厄除け効果があり、病気や災厄をもたらす「邪気(鬼)」が嫌がると言われ、鳥居が朱色はそのためだそうだ。
農業や食文化においても、赤は実りや豊かさの象徴とされており、「五穀豊穣」が目的となったので、赤色系の野菜を育てたくなった理由がそれかもしれない。
俺がやっていることは、必ず視えない世界との絡みがあり、何事も偶然や思いつきはないのだ。
そう考えると非常に納得する。
そして、「菌ちゃん農法」で育てられた野菜たちが、霜にも負けず生命力あふれる緑を見せている。
土の中の菌の働きで、まるで朝露を吸ったように活き活きと立ち上がっている。
- シャキッと元気な葉物野菜を少しだけ収穫。
- 土の匂いを深く吸い込み、その力強い生命力から、今日も一日を始めるエネルギーをもらう。
そして、朝の作業の仕上げは庭。

大切なレモンの木を、冬の厳しい冷え込みから守るため、丁寧に冬囲いを施す。
藁で優しく包み込みながら、春にまた爽やかな花と実をつけてくれるよう、そっと語りかける。
赤い実、元気な緑、そしてレモンの木を囲う藁の温もり。
静かだが、生命の息吹に満ちた、古民家の生活は癒やしとこれからの希望と夢を与えてくれる。
田舎生活も少しずつ様になってきた感じがする。
菌ちゃん農法で作っている野菜
「いちから古民家」は自然農法的な菌ちゃん農法で作っています。
収穫した野菜は安心・安全の無農薬、化学肥料などを使用していません。
菌ちゃん農法は、自然の仕組みを利用した農法で、糸状菌を増やして育てる農法です。
高畝を作るのですが、畝の中には選定した木、竹、籾殻などを埋め、畝の上には枯れ葉、草刈りした時の乾燥した草を畝の上に置いてマルチをかけます。

こうすることにより、野菜を育てる三大栄養素が自然に作られるのです。
野菜の三大栄養素は、窒素、リン酸、カリウムです。
埋めた木や竹に糸状菌が発生し増えていきます。
糸状菌は、植物と共生して土壌からリン酸を吸収し植物に供給します。
糸状菌と窒素固定菌は、一般的に共生関係にあり、窒素固定菌は空気中の窒素を植物が利用できる形に変換し、糸状菌はこれと共生して窒素分を植物に供給していきます。
刈った雑草や枯れ葉には沢山のカリウムが含まれていますので、畝の上に置くことにより菌に食べられてカリウムが土に沢山含まれていきます。
この自然の仕組みを利用することにより、窒素、リン酸、カリウムが出来ますので、肥料が必要無くなるのです。
暫定した木、枯れ葉、雑草などは今まではゴミとして焼却したりしていたのですが、これらは全て野菜作りのお宝になったということです。


この仕組みで作った野菜は自然のエネルギーをたっぷりと吸収していますので、虫に食われにくい、甘みが増す、野菜本来のエネルギーが高い野菜となります。
肥料は高騰しているし、化学肥料を使用するとそのときは野菜が成長しやすいけれど土は劣化していってしまう、化学肥料を使用すると虫がよってきやすくなるので農薬を使用する、野菜に必要な菌も死滅しさらに土が劣化していくという負のスパイラルになっていくのが現代の農業です。
菌ちゃん農法で土が生き返り、ふかふかの土へと変わっていくので、マルチが必要なくなっていくようです。
山の土がふかふかなのは、自然のリサイクルと菌によって作られた土、菌ちゃん農法は山の土を目指している農法です。
「いちから古民家」は菌ちゃん農法で育てた、自然たっぷりの野菜を提供していきます。

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